誰でも新聞記事が作れる−記事作成テンプレ【イベント・商品編】

万年筆で文字を書く

 なにかのイベントをSNSなどで記事にして、いろんな人に知ってもらいたい−。お店やイベントなどをされている方で、そう思う方は多いはずです。そんな方に、コピペして一部書き換えるだけで新聞記事風の内容になる、テンプレートを用意しました。10年ほど新聞記者や編集などを経験した立場で作ってみました。基本的にはいろんなものに使い回せるので、ぜひ試してみてください。またこれで記事を書いて写真を撮り、メールで新聞社や情報誌等に送れば誌面などに掲載も狙えます。下には記事の書き方の実例も用意しました。

目次

記事テンプレート

 ◯◯◯(狙い・目的、コンセプトを書く)◯◯◯をしようと、◯◯◯(自分のお店や団体名)◯◯◯は◯日、◯◯◯(場所)◯◯◯で◯◯◯(イベント名)◯◯◯を開催した。 

 ●●●(参加した人たちの主な層*例えば学生、親子、近所の住民など)●●●ら●人が集まった。参加した人たちは●●●(会で主にやること*音楽を聞くパンを作る、食べるなど)●●●を楽しんだ。

 ★★★(話を聞いた人の出身地)★★★から訪れた★★(名前)★★さんは、「★★★(取材で話を聞いた人の感想)★★★」と話した。(他にも話を聞けた人がいる場合はコピぺして書き込む)

 次回は▲▲▲(次に予定する催しなど)▲▲▲を予定している。問合せは▲▲▲(連絡先・電話番号やメール、「▲▲▲」で検索など)▲▲▲まで。

記事テンプレートの解説

 それぞれの段落について、構成を解説します。

 1段落目は、イベントや商品、サービスを多くの人に知らせるために欠かせない、基本情報を書き込みます。

 2段落目は「それに参加した人、買った人、使ってみた人たちはどんな反応、受け止めだったか」をざっくりでいいので書きます。

 3段落目は「それに参加した人、買った人、使ってみた人たちはどんな反応、受け止めだったか」をある程度詳しく書きます。✳︎注:話を聞いた人の名前や年齢など、詳しい情報があればあるほど記事の信憑性が増すので、なるべく書き込むようにする。個人情報の関係で無理でも、性別や年齢、在住市町村・都道府県など記述できるものはなるべく明記する。

 4段落目は「次のイベントやサービス、次回作の商品の告知、お店・団体のPR」をそっと書きます。✳︎注:告知はしつこくならないよう、必要最低限にする。

 これだけで簡単な記事が作れます。

実例1−イベント編

イベントで盛り上がる男性
盛り上がるイベントにつなげよう

 では実際に、上のテンプレートを使い、記事を書いてみます。目黒区のイベント、目黒のSUNまつりのページを参考に書いてみます。

 古典落語の演目「目黒のさんま」を通じて区民に楽しんでもらおうと、目黒区は1日、同区の田道広場公園を主会場に「目黒のSUNまつり」を開催した。

 目黒区内外から、親子連れや学生らのべ5000人が集まった。参加した人たちはさんまの試食会や太鼓演奏、古里物産展などの多彩な催しを楽しんだ。

 区内の目黒本町から訪れた目黒太郎さん(55)は、「毎年楽しみにしていて、ことしは家族全員で来た。サンマの試食会のいい匂いに心躍る」と笑顔で話した。


初めて来たという港区の女性(35)は、「こういうまつりが近場にあるとは知らなかった。物産展ではたくさん買い物ができた。また来年も参加したい」とたくさんのお土産を手に会場を後にした。

 次回は7月に「目黒リバーサイドフェスティバル」を予定している。問合せは区役所広報課00-0000-0000まで。

実例2−商品の発売

iPhoneの商品パッケージ
iPhoneの記事は

 商品の発売記事は2020年4月に販売開始となったAppleのスマートフォンiPhone SEで書いてみようと思います。

 手にしたくなるものを、より手に入れやすい価格で−をコンセプトに、アップルは23日、全世界で新型のiPhone SEを発売した。

 世界的な新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、店頭販売は中止となったが、公式オンラインショップでは販売初日から多くの注文があった。販売を待ち望んでいたユーザーたちは注文完了後、さっそくTwitterなどに購入できた喜びなどをツイートしていた。

 大阪在住の会社員、林檎太郎さん(40)は「11やXRなどを我慢して待った甲斐があった。今日が待ち遠しくて眠れなかった」と興奮した様子だった。

 北海道でその時を待っていた室蘭林檎さん(25)は、販売開始時間の直前にネット回線が不調で購入できなかったという。「購入できなかったのは悔しいけど、次の販売日まで楽しみに待ちたいです」と販売再開に期待した。

 次回は新型のMacbook Proの発表が予定されてる。問合せや商品情報はAppleの公式サイトまで。

記事の書き方は意外と簡単

  記事テンプレ、いかがだったでしょうか。いずれの実例も細かい事実関係や取材した人の声はこちらで想像して書いている部分もありますのでご了承ください。

 ぜひご自身が関わるイベントや商品・サービスなどのPRで、ぜひテンプレをお試ししてみてください。

スポーツ記事の書き方や、取材依頼の書き方、新聞などマスコミで大きく扱ってもらう方法などについても解説しています。読んでいただけるとうれしいです。

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この記事を書いた人

地方紙で11年勤務(取材記者6年、写真記者2年、整理記者3年)
Webに移り、ポータルサイトで記事企画やサイト更新のお仕事をしています。
40代で猫と暮らしています。

ライティングの依頼などもあればぜひフォームよりご依頼ください。

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