栄養豊富!筋肉にも非常時にもいい−美味しいコスパ最強のサバ缶

鮮魚が並ぶ市場

 世の中には色んなサプリがあふれていますが、まずは食事からしっかりいい栄養を摂ることが、大事なことだと思います。

 今回、とりあげたいのがサバ缶です。EPA・DHAという健康にいいとされる成分が豊富なことで有名です。EPAは血液サラサラなど循環器系にいいと言われており、DHAは脳や目の網膜の栄養成分として働くとされています。詳しい働きの説明は以下のページをご覧ください。

EPA

魚の油に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は、血液サラサラやアレルギー軽減の効果を期待してサプリメントなどに使われています。「中性脂肪が気になる方の食品」としてトクホ指定を受けた商品もあります。また、EPAは医薬品として動脈硬化の治療に用いられています。

全日本民医連

DHA

DHAは、人間の脳や目の網膜の脂質成分で、脳に直接入って栄養素として機能できる数少ない物質です。

タカサ(薬局・介護事業を展開)

 では早速、絶対うまい、健康にもいいサバ缶を紹介します。

目次

この1缶なら間違いない−伊藤食品の「さば水煮(黒胡椒にんにく味)」

サバ缶
美味しい伊藤食品のさば水煮缶

缶を開けてすぐ、美味しさを感じられる唯一無二のサバ缶。たびたび買っていますが、伊藤食品の水煮の黒胡椒にんにく味がダントツでした。おかずにも非常食にもおつまみにもなる、コスパ最強のひと缶です。

ワークアウトの栄養摂取、万が一の災害時にも

栄養成分は100gあたり(内容量は190g)エネルギー188kcal、たんぱく質13.8g、脂質14.7g、炭水化物0.2gとたんぱく質の高さが際立っています。

ダイエット期間中でも筋肉は落としたくないという人は、サバ缶は非常に有用な食品になり得そうです。

 また消費期限が3年と比較的長く、いつ起こるか分からない大地震や、ここ最近増えてきている台風や洪水などの災害に伴う停電などに備え、非常食としても頼りになります。

注意点−油の摂取を控えて

 最強食材にも見えるサバ缶ですが、食べる上で注意点があります。サバ缶には健康にいいとは言えど、多くの脂肪分が含まれています。いくら体にいいからといって、際限なく摂取していいわけではありません。

 テレビなどで健康に良いとされる「不飽和脂肪酸」ですが、バランスが大切です。特に、植物油などに含まれるリノール酸などの「n-6系不飽和脂肪酸」と、DHAやEPAなどの「n-3系不飽和脂肪酸」は、代謝された結果、微量でも身体に大きな影響を引き起こす物質を生成するため注意が必要です。すでに摂り過ぎの傾向があるn-6系は、アトピーなどアレルギー疾患を引き起こすことが問題となっています。

 生活習慣病予防には油脂の総摂取量を控えると同時に、n-6系をn-3系の4倍以内にすることが推奨されています。米国食品医薬品局(FDA)は、サプリメントからの摂取はDHAとEPAを合わせて1日2グラムを超えないように警告しています。

 必要なことは、n-3系を余分に摂ることではなく、マーガリンのようなn-6系を減らすことです。

全日本民医連

食べる際に注意すべき点はあれど、これほど栄養面で心強い食品はありません。紹介したものだけでなく、色んなサバ缶に挑戦してみてください。

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この記事を書いた人

地方紙で11年勤務(取材記者6年、写真記者2年、整理記者3年)
Webに移り、ポータルサイトで記事企画やサイト更新のお仕事をしています。
40代で猫と暮らしています。

ライティングの依頼などもあればぜひフォームよりご依頼ください。

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