地域での地道な活動や、企業の商品開発、スポーツ大会などせっかく頑張っているし、盛り上がったから新聞に取り上げてもらいたいー。そういう方がいるとかいないとか。
新聞社で10年ほど勤め、新聞記者やカメラマンなどを経験した私から、少し頭の片隅に入れておいてくれたら嬉しいことをお伝えしたいと思います。
1.地方紙があるところにお住みの方はラッキー
地域の細かなところまで手の届く地方紙がある道府県にお住まいの方は、比較的掲載に繋げやすいと思います。特に同じ県内にライバル2紙がある場合などは、互いに切磋琢磨しており、「相手方だけに載っているのはマズい」ということで、取材や記事化に積極的です。
*上の記事と同日の経済面に掲載されている、米アップルの新サービスを紹介する記事。地方紙はニュースの幅が広いんです
2.「初」と「周年」に弱い
例えば、前例のない初の試み・取り組み、活動開始から団体設立から5周年や10周年といったイベントは取材につなげやすくなります。
初だと、「国内初」はもちろん、「都道府県内初」「市町村内初」もニュースバリューがあります。「校内初」なども、面白い話題かもしれません。
周年や節目は、長く頑張ってきたことを示す証でもあるので、そういったタイミングではぜひ取材依頼を検討してみてはどうでしょうか。記念にもなります。
3.取材依頼はメールが良い
いざ取材をお願いしたいとき、何が1番いいでしょうか。メールが効率的で手軽で、取材を依頼する人にも記者にとっても、手間がかかりません。
*各新聞社のウェブサイトには、情報提供ページがあります
*写真も送れます
ネットがない環境の方は止むなしですが、便箋だと切手代がかかるし、faxも送信料が必要です。電話でも構いませんが、情報提供や取材依頼を受ける側がメモを取る必要が出てきます。
メールであれば、写真や画像が添付できます。情報提供を受けた窓口は、企業の話であれば「経済部」、地域の話なら「地方報道部」、スポーツなら「運動部」といったセクションに情報を振り分けますが、メールだと転送してしまえば済むのでスムーズに連絡が行き渡ります。
注意点としてメールタイトルに必ず【取材依頼】を付けましょう。
全国各地方紙の取材依頼・問い合わせ先をまとめました。
こちらも活用してください。
4.とにかく何でも取材依頼してみる
まずは何でも【取材依頼】を出してみるのが1番です。取材依頼の出し方は新聞に限らず、TVや雑誌にも使えます。ですが新聞なら紙面スペース、テレビなら放送時間の尺という制限があるので、掲載・放送にいたらないことも多々あります。そこはへこまず、取材依頼はタダなのでバンバン送りましょう!
次のエントリーでは具体的に、どのようにして新聞による取材・掲載につなげていくのが、実際の紙面を引用して具体例を示す記事を書きました。ぜひお読みください。
また最新の記事では、取材依頼を出した後の記者への取材対応の際にすべきでないこと、さけた方がいいことをまとめました。ちょっとした疑問などもあると思いますので、きっとお役に立てるかと思います。目を通してもらえるとうれしいです。
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