仕事は忙しい、将来への不安も消えない。現代の日本では、日々の生活の中でストレスを受けることは、避けられなくなっています。
私も仕事で急な異動があったり、その慣れない移動先が多忙を極めたりしたことでうつを患い、3カ月ほど休職したことがありました。私の場合、会社のサポートが手厚く、また私自身が我慢強くなかったので、すぐ休むことができ、復帰も早かったです。そんな中で、休んでいる間に取り組み始めた筋トレが、早い仕事復帰を後押ししたと思っています。そういった経験が、今うつから立ち直ろうとしている人の一助になればと思っています。
レジェンドもすすめる、対うつのための筋トレ
まず、筋トレがメンタルの健康にどのようにつながるかは、トレーニングすることで男性ホルモンの「テストステロン」が分泌され、ヤル気の回復につながることがよく知られています。これらのことは筋トレ界のレジェンド山本義徳さんが、YouTubeで手短に分かりやすく説明されています。ぜひ視聴してみてください。
科学的根拠は十分で、医師の診断を受けてからの投薬治療とともに取り組めば、しっかりとした効果が現れると思います。
体感としての対うつ効果
私個人が実感した、筋トレに取り組んだことで得られたいいものをお伝えしようと思います。
- 適度に外出するきっかけになる
うつの治療中、ストレスの原因となった職場やその人間関係からは、なるべく遠ざかるように言われるほか、そもそも休んでいるところを人に見られたくないという気持ちになりました。なので外出もなるべく避けていました。
ですが、筋トレでジム通いを始めてから、トレーニングメニューをしっかりこなしたいという気持ちが出てきて、外に出る習慣づくりになりました。
- 筋トレの間は何も考えずにすむ
これがとても良かったのですが、何かの種目に取り組む1分弱の間、決められたレップ数をこなすのにただただ集中します。その間は職場のストレスや今後への不安は一切考えずにすみます。わずかな時間だと思いますが、ストレスフリーになれる貴重な時間です。わたしはその後、クロスフィットを始めましたが、クロスフィットは15分ほど、ものすごくきつい運動を複数こなすので、よりストレスフリーになれる時間をつくれました。
- カラダが変わっていくことで、自信になる
トレーニングに取り組み、食事にも気をつけることで、脂肪が落ちはじめ筋肉が付き、体は変わっていきます。外見の変化によるところの自信はもちろん、自分の力でいい変化を起こせたことも、ささやかだけど確かな自信になって、気持ちが前向きになりました。
ダイエットやトレーニングでとても参考になると評判なのが、岡田隆さんの著書『除脂肪メソッド』です。興味のある方はぜひ参考にされてみてください。
自分のペースではじめよう
とはいっても、筋トレも無理してやっては元も子もありません。まずは一番の底からゆっくりメンタルを上向きにし、「何かやってみよう」と思えるところまで回復することが第一です。通院治療を最優先に、一歩一歩やっていきましょう。
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