【初心者】パーソナルトレーニングをおすすめしない理由

ワークアウト機材が揃うジム

 筋トレ熱が高まってきてますね。NHKの筋肉体操や、CrossFitのAYAさんらに代表されるように、ストイックに鍛えている人のメディア露出も増えてきました。

 このブログでも、過去にいくつか記事で紹介してきました。

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 YouTubeでは多くの筋トレユーチューバーが活躍し、日々参入する人が増えています。

 「自分も筋トレしてみたい!」「ワークアウトでダイエットして、かっこいい体を手に入れたい!」と思う方も多くいるんではないでしょうか。

 じゃあ、どこで始めればいい?と考えたときに、料金は高いけど、テレビのCMでもよくやってるし、確実に結果が出そうな「パーソナルトレーニング」がすぐ思い浮かぶ方が多いかもしれません。

個人的に、パーソナルトレーニングはおすすめしません。筋トレで大事な、習慣的にトーレニングするということにつながりにくいからです。

わたしはこれまで筋トレを、健康と体型の維持を目的として、クロスフィットをメインに約7年ほど、続けてきました。不規則な勤務シフトや夜勤というハードな勤務もありましたが、体型をキープすることができています。これらの立場から、パーソナルトレーニングがなぜおすすめできないかを解説していきます。

目次

パーソナルトレーニングは、コツコツ貯めた貯金を浪費しているのと同じ

 パーソナルトレーニングは2〜3ヶ月、集中的にトレーニングと食事管理を行い、劇的な結果を得ることをセールスポイントにしています。

 2ヵ月16回(1回60分前後)で料金はおよそ20万円と、決して安くはありませんが、「理想の体型に導く」ことをお客様に約束することで、会員を獲得しています。

 短期集中でなりたい体を実現することは、とてもいいことですが、実はその痩せたあとが問題です。

 せっかく痩せたのにその後はトレーニングをせず、食事も元どおりでは高いお金を払い、時間を割いてきた意味がありません。筋トレは止めてしまうと、どんどん筋肉は細くなってトレーニング前に戻ってしまいます。

 お金に例えると、「週2回、真面目にトレーニングし、食事にも気をつける(コツコツ貯金する)」

 「プログラムが終わったら、トレーニングも止め、食事もトレーニング以前に戻る(貯金を散財する)」

ということになります。

「貯筋」を維持しよう

 大切なのはせっかく貯めた貯金を取り崩すのではなく、維持し続けることです。

 パーソナルトレーニングは「まずは短期間でガツンと痩せる」ことに主眼を置いているので、その後については会員次第になっています。

痩せたあとのサポートのコースもありますが、最大手の有名ジムだと、月2回のセッションで29,800円(税別)となっています。正直、高すぎます。

 パーソナルを卒業された人には、駅前などにある一般的なフィットネスジムでいいので、できれば週2回以上、忙しいときは週1でもいいので筋トレを継続してもらいたいと思います。

筋トレ未経験の人も、まずは一般的なジム通いから始めよう

 では、これから始めたい筋トレ未経験者や、初心者の方はどうすればいいのでしょうか。

 まずはコナミやルネサンスといった一般的なフィットネスジムで、筋トレを習慣化することを目指しましょう。

 パーソナル卒業者と同様に、できるなら週2以上、忙しいときは週1回行くことを目指してください。最初は設置されているマシンを、トレーナーさんのおすすめの流れで始めてみるだけで十分だと思います。

フリーウエイトでバックスクワットする女性
初心者でもまず挑戦

通い始めて1ヵ月経ったらフリーウェイトに挑戦!

 マシンである程度慣れてきたら、バーベルやダンベルといった器具を使うフリーウェイトに挑戦してみましょう。

 「なんだか入りづらい」雰囲気があるかもしれませんが、それは最初だけ。トレーナーさんに「フリーウェイトをやってみたい」と相談すれば、手取り足取り教えてくれます。

 なぜフリーウェイトに挑戦してもらいたいか、というと、特にバーベルを使ったトレーニングは上半身から下半身まで、大きな筋肉群を一気に鍛えることができるので、とても効率的で効果が高いのです。

 ただ、ケガをしやすいトレーニングというデメリットもあります。正しいフォームを身につけて行えるよう、必ず最初はトレーナーさんの指導を仰ぐようにしてください。またある程度時間を重ね、慣れてきたなと思うようになっても、定期的にトレーナーさんにフォームをチェックしてもらうようにしてください。

体重計
体重は定期的に図るクセをつけよう

食事管理にも気をつけよう

 食事の管理も大事になりますが、最初はカロリー計算は気にせず、以下の点を頭に置くようにすればいいと思います。

  • 1日の食事回数を増やす。(食べる量は増やさない。例:1日2100kcalを700、700、700の3回ではなく、420、420、420、420、420の5回に分けるイメージ)
  • お酒は飲んでもいいが、糖質オフ。何か一緒に食べながら飲むのはNG。もちろんつまみもダメ。
  • 筋トレ1時間前にプロテインを飲む。(トレーニング中の筋肉の分解を防ぐ)

理想はコツコツ「貯筋」し続けること

  CMなどの広告では、「◯ヵ月で−20kg!」といった羨ましい文字が目に入りますが、少し立ち止まってもう一度筋トレで大切にしたいことを考えるようにしたいです。

 大事なのは、コツコツと貯金を貯めるような感覚で、毎週毎週ゆっくりでもトレーニングし続けること。そうすれば、有名となったあの言葉通り、筋肉は裏切りません。1ヵ月に−1kgでも1年続ければ−12kg。-500gでも6kg減と大きな成果を生みます。

筋トレやダイエットの基礎を知るのにおすすめなのが、何度もご紹介していますが岡田隆さんの著書『除脂肪メソッド』です。機会があれば、ぜひ手に取ってみてください。

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この記事を書いた人

地方紙で11年勤務(取材記者6年、写真記者2年、整理記者3年)
Webに移り、ポータルサイトで記事企画やサイト更新のお仕事をしています。
40代で猫と暮らしています。

ライティングの依頼などもあればぜひフォームよりご依頼ください。

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