長く続いた政府の緊急事態宣言もようやく解除。夏を目前に、ここへ行こう、あそこはどうだと旅の予定を考え始めている人も多いかもしれません。だけど、空の旅となると多くのお土産袋を手にしながら長い距離を移動することも多いし、手荷物を預けたり、飛行機の搭乗したりするときには長い列にをつくって順番待ちをしなければなりません。
定刻通りにスムーズにゲートをくぐるために、空港に多少早く着くようにしているという方は、中途半端な時間を消化するためにスマホをいじるしかなく、そうしてる内に充電が少なくなり電源を探して右往左往することもあるかもしれません。
そんな旅好きや、出張ウォーリアーの皆さんの悩みや日々感じるわずらわしさを、一発で解決できるクレジットカードが、JALグローバルクラブ(JGC)とスーパーフライヤーズカード(SFC)です。
私自身、独身貴族の内(といっても今も貴族)にある程度のコストをかけて獲得しておいて心底良かったなと思っています。実は興味があったという方もいるかもしれません。そんな方はぜひ読んでみてください。
JGCとSFCとは
JGCとSFCは、細かい説明を省いて粗々で説明するとJGCが日本航空(JAL)、SFCは全日空(ANA)が発行・運営するクレジットカードのことです。取得するには一定条件を満たした上で期間内にカード入会を申し込む必要があります。詳しい入会条件はそれぞれの会社のwebサイトか、Wikipediaをご覧ください。
取得には1年間という定められた期間の中でである程度の回数と距離の飛行機に乗り、各社が規定するポイント数(マイルとは別)を貯めなければならず、多少高いハードルがあります。取得のためにどのぐらいのチケット代が必要というと、ハイシーズンなのかそうでないのか、国外なのか国内なのかなど、色々な条件で変わってきますが、最低でも各40万円ほど、平均的には各60万円以上はかかると考えていいと思います。加えて年会費は最低でも1万1千円ほどかかります。ですが、一度カードを発行してしまえば、たとえば毎年◯マイル乗らなければいけないといった、継続の条件は発生しません。ですので大部分のコストは最初の条件をクリアするときだけに使ったチケット代になります。
それでも「高っけぇーよ!」というディスプレイ向こうの叫びが聞こえてきそうですが…その高いコストをかけてでも得たいメリットが多くあるということを説明していきます。
メリット1−専用ラウンジが使える
なんと言ってもこれ。国内・国際線とも、主に保安ゲートをくぐった後、出発前の時間をラウンジで過ごすことができます。
国内線のラウンジではWi-Fiや電源が完備された空間で、ソフトドリンクはもちろん生ビールやウイスキーといったアルコール類も楽しむことができます。軽食やおつまみを持ち込めば、より有意義です。
国際線のラウンジでは上記はもちろん、たとえば羽田空港の国際線ラウンジだと食事も出ます。座れる場所を探したり、荷物の心配もなく、出発までのんびり気ままに過ごすことができます。
メリット2−専用の荷物カウンター、保安ゲートがある
ハイシーズンほどありがたいのが、この専用カウンターと保安ゲート。長蛇の列が解消するのを待つことなく荷物の預け入れと保安検査が受けられ、羽田の国内線などではゲート通過後にそのままラウンジへの入り口に直通できます。少しでも空港での時間を有効に使いたい人にとっては、とてもありがたいサービスです。
メリット3−ひと足先に飛行機の中に入れる
これも地味ですが、とても大きなメリットです。私が最初に JGCやSFCを取りたい!と思ったのがこのサービスがあるからでした。
なぜかというと、私はカメラマンをしていた時期がありました。カメラの機材はレンズやボディーなど半端ない量と大きさで、またかなりの重量になります。
多くの人と同じタイミングで飛行機に乗ると、荷物の収納で通路を塞いだり、大きいことから座席にたびたびぶつけてしまったりするなど、ご迷惑をかけることもよくありました。
しかしこのカードを取って優先的に早く乗れるようになってから、荷物の面で苦労することが減り本当に助かりました。
メリット4−預けた荷物が優先的に早く受け取れる
これもまた最高にありがたいです。行先に到着後、出発前に預けた荷物をターンテーブルで受け取りますが、これも速攻で出てきます。体感ですが、ターンテーブルが回り始めて遅くとも1、2分後には出てきます。なかなか出てこずイライラする方もいるかもしれませんが、そんなフラストレーションとは無縁になることができます。
空の旅の質を確実に向上させてくれる強い味方
ここまで、JGCとSFCのメリットを紹介してきました。もちろん、空の旅にこだわりがない方や、上記したことにメリットを感じない方にとっては、無用の長物です。お金もかかるし。しかし、飛行機での旅が好きで、特に「空港での時間や飛行機に乗ること」も旅の一部であると考える方は、一度独自に調べて獲得について検討してみるのもいいかもしれません。価値を感じられる人にとってはこの上ない満足感をもたらせてくれる、最高のクレジットカードです。
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